UNIQUE・TRANSPOSE・SUMIFSで作るクロス集計|Excel関数の基本ステップ

関数(Deep‑Dive Function Series)

Excel で「営業所 × 記号」のクロス集計を作るとき、
最も再現性が高く、初心者でも理解しやすい方法が
UNIQUE × TRANSPOSE × SUMIFS の組み合わせです。

この演習では、3つの関数を使って
“完全自動で更新されるクロス集計表” を作ります。

演習問題

次のデータをもとに、
①営業所一覧、②記号一覧、③クロス集計表を完成させてください。

・① E170 に UNIQUE で営業所一覧を作る
・② F169 に UNIQUE+TRANSPOSE で記号を横に並べる
・③ F170 に SUMIFS を使ってクロス集計する

【① UNIQUE関数で営業所一覧を作る】

■ 入れる場所
E170

■ 入れる式
=UNIQUE(A171:A183)

■ ポイント
・営業所列(A列)だけを指定する
・UNIQUE は縦方向にスピルする
・重複を自動で除外して一覧化できる

【② UNIQUE+TRANSPOSE で記号を横に並べる】

■ 入れる場所
F169

■ 入れる式
=TRANSPOSE(UNIQUE(B171:B183))

■ ポイント
・UNIQUE は縦に返す
・TRANSPOSE で横方向に変換
・横方向にスピルして自動展開される

【③ SUMIFS でクロス集計を完成させる】

■ 入れる場所
F170

■ 入れる式
=SUMIFS(C171:C183, A171:A183, E170#, B171:B183, F169#)

■ ポイント
・E170# → 営業所一覧(縦スピル)
・F169# → 記号一覧(横スピル)
・スピル同士を組み合わせると表全体が一気に埋まる
・行(営業所)と列(記号)の条件を逆にしないこと

【よくある間違い】

・スピル参照の # を付け忘れる
・行と列の条件を逆に入れる
・UNIQUE の範囲に余計な列を含める
・TRANSPOSE を忘れて記号が縦に並ぶ

【さらに簡単な方法】

Microsoft 365なら PIVOTBY 関数で一瞬でクロス集計が作れます。

ただしこの演習では、
SUMIFS で “クロス集計の仕組み” を理解することが目的です。

PIVOTBY は後の講義で詳しく扱います。

【まとめ】

・UNIQUE で縦の一覧を作る
・UNIQUE+TRANSPOSE で横の一覧を作る
・SUMIFS で「行 × 列」の条件を同時に指定する
・スピル(#)を使うと表全体が自動で完成する

この3ステップを理解すれば、
どんなクロス集計でも関数だけで再現性高く作れるようになります。

無料ファイルの使い方(演習問題のダウンロード)

この記事の演習問題は、「無料ファイル」の倉庫よりダウンロードして、

実際のエクセルシート上で、手と頭を使い自分のものにしてください。

UNIQUE関数演習問題” コラムは演習_5 を解説しています。

全6問の演習問題入りの無料ファイルです。

✨ 最後に

UNIQUE・TRANSPOSE・SUMIFS を組み合わせると、クロス集計は関数だけで再現性高く作れます。
スピルを使った自動化は、実務のスピードと正確性を大きく高めてくれます。

“努力してきた人にこそ身につく Excel” をテーマに、学び直しに役立つコラムを書いていきます。
読んでくださって、ありがとうございました。

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