入力精度を高めるうえで「一意のリスト」を自動生成できるかは重要
日々の Excel 実務では、入力ミスを防ぐために「選択式のリスト」を使う場面が多くあります。
しかし、元データに重複がある場合、従来は UNIQUE 関数で中間列を作る必要があり、管理が煩雑になりがちでした。
今回紹介するのは、**入力規則(リスト)に重複を含む範囲をそのまま指定しても、一意の値だけが表示される最新仕様** を使った方法です。
「中間列なしで一意リストを作る」
これだけで、入力精度とメンテナンス性が大きく向上します。
◆ 問題
表①の B 列には、複数店舗の「月度」が入力されています。
この B 列を元データとして、**セル E17 に“一意の月度リスト”を表示する入力規則**を設定しなさい。
(UNIQUE 関数は使わず、元データ範囲を直接指定すること)

◆ 完成イメージ
入力規則のリストには、
**1月度・2月度・3月度 の3種類だけが表示される**。
元データに重複があっても、入力規則側では自動的に一意化されるため、
ユーザーは正しい月度だけを選択できる。

◆ 設定のポイント
・入力規則(リスト)に **重複を含む範囲をそのまま指定してよい**
・Excel の最新仕様により、リスト側で自動的に重複が除外される
・元データ(B列)を更新すると、リストも自動で反映される
・作業列を作らないため、シート構成がシンプルに保てる
・実務では「メンテナンス不要の入力欄」を作れることが大きなメリット
◆ 入力規則の最新仕様について
2023年8月ごろの Excel(バージョン 2308 以降)では、
**データの入力規則(リスト)に重複を含む範囲を指定しても、一意の値だけが表示される**
という仕様にアップデートされました。
従来必要だった UNIQUE 関数の中間列が不要になり、
「元データをそのまま指定する」というシンプルな運用が可能になります。
設定例:=$B$2:$B$13
このように、重複を含む B 列の範囲を直接指定するだけで、一意の月度リストが完成します。
◆ まとめ
・入力規則の最新仕様により、**重複を含む元データから一意リストを自動生成**できる
・UNIQUE 関数の中間列が不要になり、管理がシンプル
・元データを更新すればリストも自動で反映される
・実務では「入力ミス防止」と「メンテナンス性向上」に直結する
✨ 最後に
“努力してきた人にこそ身につく Excel” をテーマに、学び直しに役立つコラムを書いていきます。